飴玉と炭酸の瓶詰め

短編を中心にときどき長編

2014-01-01から1年間の記事一覧

天の造花と鎖に縛られた氷

薄暗い部屋に閉じ込められ過ぎてしまった閉じ込められて外の世界が全く見えなかった見ようともしなかった、まったくと言っていいほど外の色に今日にが無かっただから狂ってしまったんだろうか、そんな自覚どこにもない生まれたときから人に見放された気付け…

罪人にしか読めない罪の本

日が昇ると明るくなり、沈むと暗くなる それだけがわかるような空間に、影が一つ 本棚という本棚には無数の書物が詰められ、入りきらない本は床に散乱してる 本に囲まれた影は小さく、横になっていた 規則正しく上下する身体はどうやら寝ているようだった 真…